家計簿を始めたものの、いつの間にか続かなくなってしまう――そんな経験はありませんか?
その大きな原因のひとつが「項目分けの細かさ」にあります。
家計簿を長く続け、家計改善につなげるためには、実は「項目は3つで十分」なのです。
この記事では、その理由とメリットを分かりやすく解説します。
なぜ家計簿の項目は3つで良いのか?
続けやすさが圧倒的に違う
家計簿が続かない人の多くは、
最初から「食費」「日用品」「交通費」「交際費」「医療費」「光熱費」…と細かく分けてしまい、
記録が面倒になって挫折します。
支出を3つ程度の大まかな項目にまとめれば、迷うことが減り、記入もシンプル。
「どの項目に入れるか分からない…」というストレスもなくなります。
2. 家計管理の本質は「大きな流れ」をつかむこと
家計簿の目的は、「お金の流れを把握し、無駄遣いを見つけて家計を改善すること」です。
細かい項目分けは一見丁寧ですが、全体像が見えづらくなり、
「何にどれだけ使っているか」の俯瞰がしにくくなります。
3つの大項目にまとめることで、支出の偏りや無駄が一目で分かりやすくなります。
3. 「固定費」と「変動費」を分けるだけで十分
家計の支出は大きく「固定費」と「変動費」に分けられます。
固定費(家賃、通信費、保険料など)は毎月ほぼ一定なので、
最初にまとめて記録しておけば、毎月細かく記入する必要はありません。
変動費(食費、日用品、交際費など)だけをざっくり3つ程度にまとめて管理すれば、
日々の記録がグッと楽になります。
3つの項目のおすすめ例
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食費
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水道光熱費
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その他(自分が特に気になる、または支出が多い項目)
このように、「自分にとって管理したい・支出が多い項目」を1つ加えると、
より自分に合った家計簿になります。
また、消費・浪費・投資の3分類
(消費=生活に必要な支出、浪費=無駄遣い、投資=将来のための支出)で
分ける方法もおすすめです。
3つに絞ることで得られるメリット
● 記録の手間が大幅に減る
項目が少ないと、レシートを見ながら「これはどこに入れよう?」と悩む時間が激減します。
忙しい日々でも、数分で家計簿がつけられるので、習慣化しやすくなります。
● 「どこに無駄があるか」が見えやすい
ざっくり3つにまとめて記録を続けると、
1カ月後には「今月は食費が多かった」「その他の支出が増えている」など、
支出の傾向がすぐに分かります。
細かい分類にこだわらず、全体のバランスを見て家計改善に活かせます。
● 挫折しにくく、長く続けられる
家計簿は「続けること」が何より大切です。
最初から完璧を目指さず、ざっくり3つの項目で始めれば、
気軽に始められて、無理なく続けられます。
それでも物足りなくなったら…
家計簿に慣れてきて「もっと細かく管理したい」と感じたら、徐々に項目を増やしてもOKです。
例えば「食費」を「自炊」「外食」に分けたり、
「その他」を「趣味」「交際費」に分けたり、自分の関心やライフスタイルに合わせてカスタマイズしましょう。
まとめ:シンプルだから続く、続くから見えてくる
家計簿の項目は、最初は「3つ」で十分です。
シンプルな仕組みで無理なく続けることが、家計改善の第一歩。
「続ける自信がない」「家計簿が面倒」と感じている方こそ、ぜひ3つの項目でざっくり始めてみてください。
きっと、家計簿が長く続き、あなたの暮らしに役立つツールになるはずです。
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